旅と写真。それが、INSPIREのテーマです。
日本を旅しながらシャッターを切り、そこで出合った様々なシーンに“インスパイア”されて、
着る人の心を、自由に、楽しくする一着を創り出しています。

今回の舞台は、緑滴る森に囲まれた静岡県駿東郡の清流、柿田川。
清水町にある柿田川公園の「わき間」を源とするこの川は、
富士の伏流水が湧き出て、青くきらめく湧水群を形成しています。
澄んだ水の底を多くの魚が泳ぎまわり、野鳥のさえずりが響き渡る別天地です。

ですが、私たちは知りませんでした。
都市の近郊にありながら、これほどの自然が今なお失われずにいる理由を。

旅の中で出会った保護団体の方から聞いたのは、
川の周辺の緑地を保全するナショナルトラスト運動をはじめ、
湧水を枯渇させないために積み重ねてきた活動の歴史でした。

水と緑に満ち溢れた、この希少な風景が見られるのも、
柿田川を愛し、守ってこられた人々の努力があったからこそ。
そのことを知って胸が熱くなり、
「私たちに出来ることは何か」という強い思いが生まれ、行動に変わります。

「BIRDLANDプロジェクト」は、美しい柿田川を守る方々への共鳴と感謝からスタートしました。

インスパイアは、柿田川みどりのトラスト様の活動を支援するため、
「BIRDLAND」シリーズの売上の1%を寄付いたします。

BIRDLANDの結果報告

2021年夏のテーマ「BIRDLAND」は、
柿田川を舞台に生まれました。
3年間にわたり撮り続けたシーンの中からスケッチを起こし、
柔らかな水彩のタッチや色合いで、
鳥や自然を表現しています。
豊かな川の風景とデザインが響き合うシリーズを、
ぜひお楽しみください。

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HYE-21158 シャツ 8,690円

2

HYE-22269 Tシャツ 5,390円

3

HYE-22266 ポロシャツ 8,690円

4

HYE-22268 Tシャツ 3,190円

5

HYE-22267 ポロシャツ 8,690円

該当商品は写真の5型となります。
価格は全て税込表示です。

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公益財団法人
柿田川みどりのトラストとは

公益財団法人柿田川みどりのトラストは、静岡県駿東郡清水町にある清流柿田川の自然環境を後世の人々に残してゆくために様々な活動を行っています。

トラスト取得地
公益財団法人柿田川みどりのトラストでは、後世の世代に柿田川の良好な自然を残すべく、周辺の土地買い上げを行い、管理保全を行っています。今後も継続的に地域地主の方々と交渉を進め取得地を広げてゆきます。また、重要と思われる土地で取得までに至らない場合においても借り上げという形での保全を進めています。

2009年に取得した緑が色濃く残る河畔林約299㎡ ▶︎

2018年10末現在の土地取得、借り上げ状況は以下のとおりです。

◆取得地 (取得地合計面積 5398.9㎡)

  • 清水町堂庭 191㎡  1989年10月取得
  • 清水町堂庭 985.7㎡ 1989年10月取得
  • 清水町柿田 876.73㎡ 1989年10月取得
  • 清水町堂庭 299㎡ 2009年10月取得
  • 清水町伏見 520㎡ 2011年3月取得
  • 清水町堂庭 670.76㎡ 2014年11月取得
  • 清水町堂庭 894.88㎡ 2014年11月取得
  • 清水町堂庭 273.83㎡ 2018年3月取得
  • 清水町堂庭 139㎡ 2018年3月取得
  • 清水町堂庭 158㎡ 2018年10月取得
  • 清水町堂庭 390㎡ 2018年10月取得

◆借り上げ地

清水町柿田 905㎡

公益財団法人柿田川
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設立趣意書

富士山に大量に降り注ぐ雨・雪は、伏流水となり、やがて麓のあちこちで溶岩の裂け目から湧水として再び清冽な姿を現します。柿田川は、そのような湧水群の中の最大規模の物として、静岡県三島市と沼津市に挟まれた小さな町、清水町の国道1号線の真下から忽然と湧き出し、川幅40~100メートル、長さ1.2キロメートルの清流となって狩野川へ注いでいます。

この川の素晴らしさは、一日に100万トンを超える東洋一の湧水量を誇り、比類ない水質により静岡県東部35万人の飲料水となっている他、年間を通して15度前後とほぼ一定の水温を保つ清流により、貴重な水生植物であるミシマバイカモ(三島梅花藻)の生育、渓流の魚であるアマゴ、そして渓流の鳥であるヤマセミの生育など、都市部の河川では見られぬ自然環境をつくり出していることです。このため、柿田川は環境庁によりふるさと生き物の里や静岡県で唯一の名水百選に選ばれています。

しかしながら、近年柿田川の湧水量は、富士山麓の乱開発等によりわずかずつ減少しています。周辺の湧水群が相次いで枯渇する中、柿田川のみがその運命を逃れる保証はありません。また、柿田川周辺には都市化の波が押し寄せ、昭和62年には不動産業者により流域の樹齢百年以上と推定される広葉樹が十数本無残にも伐採されてしまいました。

このような事態を前にして私達は、柿田川の自然は危機にあるとの認識に立ち、このかけがえのない柿田川の良好な自然を保護するために、全国の人々から基金を募って破壊の危機にさらされている柿田川の保全に必要な土地を買い上げ、借り上げ、保存・管理して行くナショナルトラストの運動を進めて行くとの結論に達しました。

昭和63年3月19日に発足した柿田川みどりのトラスト委員会には、広く全国各地から賛同の募金が寄せられ、発足後3年を経た時点で約6,800万円となりました。そして、地主の好意により約2000平方メートルの土地を取得することが出来ました。

そこで、私達は全国から寄せられた尊い志を基とし、さらに多くの方々のご協力を得て、かつては至る所に綺麗な水が流れていたことの生き証人として、柿田川の良好な自然環境を保全し、健康で快適な環境作りに寄与するため、財団法人柿田川みどりのトラストを設立しようとするものです。